清宮幸太郎を1番起用も「ダメでした」 打率1割台で抜擢も…新庄監督「僕のミスです」

西武戦の指揮を執った日本ハム・新庄剛志監督【写真:小池義弘】

清宮は今季19試合で打率.164、いまだノーアーチが続く

■西武 1ー0 日本ハム(25日・ベルーナドーム)

日本ハムは25日、ベルーナドームで行われた西武戦に0-1で敗れ、3位に転落した。「1番・左翼」で先発出場した清宮幸太郎内野手は4打数無安打2三振と期待に応えられず。新庄剛志監督は「ダメでした。僕のミスです」と肩を落とした。

清宮は試合前時点で打率.176だったが、今季2度目の1番抜擢。6月の再昇格後も打撃は元気がないが、突破口を開くべく存在として送り出された。しかし3回1死一塁の第2打席、5回2死二塁の第3打席はいずれも空振り三振に倒れるなど、4打席で快音は響かなかった。

打率.164と不振は続き、代名詞ともいえる美しいアーチも19試合でいまだ生まれていない。打線に勢いをもたらすことはできず、結局チームは散発5安打で零敗。指揮官は「期待していつも(打線を)組んでいるので。で、成功しなかったら僕のミス。また考えます」と話した。

痛恨だったのは、6回1死満塁からレイエスが二ゴロ併殺に倒れた場面。直前に渡邉勇がマメがつぶれて緊急降板し、2番手のヤンの前につくった最大の好機だっただけに「痛かったね。いつものようにセンターフライでアウトになる打ち方をしてくれたら試合がガラッと変わったんですけどね」と嘆くしかなかった。

試合後には、中心選手でもある松本剛が体調不良のため登録抹消となり、淺間を昇格させることを明言。打てば空気が変わる――。そんな存在だけに、清宮の奮起が待たれる。(町田利衣 / Rie Machida)

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