米、ベトナムと経済協力強化を協議 プーチン氏訪越直後

Simon Lewis David Brunnstrom

[ワシントン 25日 ロイター] - フェルナンデス米国務次官(経済成長・エネルギー・環境担当)は25日、ベトナムのズン計画投資相と会談し、経済協力の強化について協議した。

米国はロシアのプーチン大統領による先週のベトナム訪問を強く批判していた。

国務省によると、ベトナムとの今週の協議では経済安全保障、半導体、投資環境、デジタル経済、サイバースペース、エネルギー、重要鉱物などを取り上げる。米政府は昨年、両国関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げした。

7月26日までにベトナムを「市場経済国」に認定するか判断する見通しで、認定すれば同国からの輸入品に課される反ダンピング関税の軽減につながる。

フェルナンデス氏は「ベトナムと米国の関係はこれまで以上に強固だ」と述べた。

また、米企業がベトナムに対し非常に期待しているとした。ただ、米企業がベトナムで拡張を継続するために必要な規制や意思決定環境の整備を確認する必要があるとも強調した。

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