西武"スミ1完封"の立役者2人はかつての甲子園スター!「1失点で負ける」重圧跳ね除けた

左から牧野、渡辺、岸(C)共同通信社

西武のここ7試合の合計得点は、たった6。チーム打率.201は、もちろん12球団ワースト。とにかく相手打線を0点に抑えなければ勝てない投手陣は、それだけで大きなプレッシャーになる。

そんな重圧をはねのけたのが25日の投手陣だ。対日本ハム戦に先発した渡辺勇太朗(23)は5回と3分の1を投げて5安打無失点。六回途中、指のマメがつぶれて降板したものの、リリーフ陣も無失点に抑えて1‐0の逃げ切り勝ち。渡辺は今季初勝利(2敗)をマークした。

渡辺のここ5試合の失点は1、3、2、3、3。いずれも先発で3点以下に抑えながら援護に恵まれなかっただけに、それでも辛抱強く投げ続けた甲斐があったというものか。

この渡辺を援護したのは4番の岸潤一郎(27)。初回に先制かつ決勝打となる適時二塁打を放った。

渡辺も岸も、かつては甲子園を沸かせたヒーローだった。渡辺は浦和学院(埼玉)のエースとして、2018年夏の甲子園8強入りの立役者。明徳義塾(高知)出身の岸は、1年生だった2012年夏から計4回、甲子園に出場。そのうち4強1回、8強2回。エース兼主砲として、チームを牽引した。

折しも夏の甲子園に向けた地方大会が、北海道と沖縄で開幕。夏が近づいて、2人は自身が甲子園で躍動したときの姿を思い出したかもしれない。

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そんな西武から交換トレードで巨人に移籍したのが若林楽人(26)だ。若林には「致命的な欠陥」があり、新手地で生き残るためには「意識改革」が必要不可欠だという。いったいどんな問題を抱えているのか。

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