カズ、鈴鹿に復帰 57歳「試合に出てゴールを」 サッカーJFL

【三浦知良選手のJFL鈴鹿への期限付き加入会見に出席した(左から)斉藤オーナー、三浦選手、朴新監督=都内で】

 サッカー・日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿クラブ(旧鈴鹿ポイントゲッターズ)は25日、J2横浜FCから元日本代表FWの三浦知良選手(57)が、期限付きで移籍加入すると発表した。

 経営陣が刷新される前の鈴鹿ポイントゲッターズでプレーした2022年以来の復帰。同選手は東京都の国立競技場で会見し「1分でも長く試合に出て、目の前の試合で1ゴールを上げることを目標にやっていきたい」と話した。

 「カズ」の愛称で親しまれる同選手は22年シーズン、兄・泰年氏が監督を務めていた同チームに移籍し、アマチュアリーグのJFLで初めてプレー。18試合に出場して、2得点を挙げ、リーグ最年長出場、最年長得点記録を更新した。

 約1年半ぶりの同チーム復帰の理由については「(運営会社社長の斉藤(浩史)オーナーの熱烈なオファー」「試合出場の可能性」などを挙げた。7月2日以降のチーム合流後は「(以前行った)小学校訪問を再開したい」などと話し地域交流への意欲も見せた。

 23年2月から、横浜FCからポルトガル2部のオリベイレンセに期限付きで移籍して、プロ39年目の今年は5月の2シーズン目終了まで5試合に出場し、無得点だった。その後帰国して、現役続行への意志を示していた。

 アトレチコ鈴鹿クラブのの今季JFLでの暫定順位は全30節中13節を消化して16チーム中10位(勝ち点16=通算成績5勝7敗1分)。この日、元韓国代表MFで、京都サンガ、ヴィッセル神戸時代の三浦選手の元チームメート、朴康造(パク・カンジョ)氏(44)の新監督就任も発表された。

© 株式会社伊勢新聞社