ペンギンに踏まれて重さ体感 伊勢シーパラでイベント、生態学ぶ授業も 三重

【膝の上を歩くペンギンの重さを体感する参加者ら=伊勢市二見町の伊勢シーパラダイスで】

 【伊勢】三重県伊勢市二見町の水族館「伊勢シーパラダイス」で、ペンギンの生態を学ぶ特別授業や、膝の上を歩くペンギンの重さを体感できる「踏んづけられ体験」が楽しめるイベント「シーペンゼミ」が土日、祝日限定で開かれている。7月15日まで。

 同館では、フンボルトペンギンとケープペンギン計45羽を飼育。これまでペンギンに触ったり、一緒に写真を撮ったりするイベントは行っていたが「踏んづけられる」体験は初めてという。

 シーペンゼミは小学生―大学生が対象。参加者らは、教材となる巣材や餌のアジ、擬卵を実際に見たり触れたりしながら、クイズ形式で飼育員から生態を学んだ後、フンボルトペンギン5羽が膝の上を歩くという特別な体験を楽しんでいた。

 四日市市から訪れた川島小5年の黒田紗良さんは「思ったより重かった。見ただけでは分からないペンギンのことが知れてよかった」とにっこり。飼育員の金子千夏さん(27)は「ペンギンのことを知ってもらい、ゼロ距離を体験してもらえれば」と話した。

 参加費は500円。定員は10人で、希望者多数の場合は抽選となる。開催時間は午前11時50分から約30分間。抽選券は同10時20分から配布する。

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