Claude、データを指定して回答を共有できる新機能「Projects」

by 臼田勤哉

Anthropicは25日、AIモデル/チャットサービス「Claude(クロード)」に新たなプロジェクト(Projects)機能を搭載した。Claude Pro(月額20ドル)やTeamの契約者が利用可能となる。

Projectsは、チームなどでプロジェクトを共有し、共同作業を行なえる機能。Claude.aiのWebから、プロジェクト事に資料やプロンプトを共有できるもので、その資料などをもとにClaudeが回答するため、プロジェクトのテーマに沿った応答を得られるようになる。

アップロード可能な資料はPDFなどで、約500ページ分に相当する200Kのコンテキストウィンドウに対応。プロジェクトごとにカスタム指示を定義して、Claude回答をさらにカスタマイズできるため、例えば、よりフォーマルな口調とに指示したり、特定の業界や役割の視点からの回答を得られ、それをチームのメンバーで利用可能になる(Teamプラン利用者)。チャットの履歴も保存し、再利用できる。

また、Claude.aiのWebにおいて回答を左側にコードによる生成物などを右側に表示する「Artifacts」にも対応。Claude Teamのユーザーは、Claudeで得た回答やコンテンツを共同で共有して利用可能になる。

Artifacts

© 株式会社インプレス