大谷翔平 勝ち越しタイムリーで全4得点にからむ活躍 60打点到達でトップと4差 三冠王を射程圏にとらえる

 初回、24号先頭打者アーチを放った大谷(ロサンゼルス・ドジャース提供)

 「ホワイトソックス3-4ドジャース」(25日、シカゴ)

 ドジャースの大谷翔平選手は同点の四回に迎えた第3打席で勝ち越しタイムリーを放った。

 2死一、三塁で巡ってきた打席。初球の変化球を豪快にフルスイングしたがミスショットとなりファウル。1、2打席目は早いカウントの変化球には手を出さなかったが狙いを変えた。2球目、膝元に食い込んでくる内角低めのスライダーを振り抜き、痛烈なゴロで一、二塁間を破った。

 初回先頭の第1打席では右手一本でカーブをすくいあげ、右翼席にたたき込んだ大谷。手応えを感じなかったのか、バットを持ったまま一塁ベースを越え、スタンドイン後にベースを踏み直す珍しいシーンもあった。

 第2打席はフルカウントから四球を選び、1死後、フリーマンの同点2ランへとつなげていた。これで全4得点にからむ活躍。初回に先発ミラーが3失点して逆転を許していたが、試合をひっくり返した。

 これで大谷は60打点に到達し、トップのオズナらと4打点差。すでに1位となっている打率、本塁打を合わせ、三冠王を射程圏内にとらえた。大谷の活躍でチームは3連勝。50勝に到達した。

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