世界一背の高いオス犬「ケビン」死ぬ、みんなに愛された3歳のグレートデン

ギネス・ワールド・レコーズが世界一背の高いオス犬の「ケビン」が死んだと発表/from Guinness World Records

(CNN) ギネス・ワールド・レコーズは、世界一背の高いオス犬と認定されたグレートデンの「ケビン」が死んだと発表した。認定発表から10日ほどしかたっていなかった。

ギネスの24日の発表によると、ケビンは具合が悪くなって予定外の手術を受けたが、助からなかった。まだ3歳だった。

米アイオワ州ウェストデモインに住む飼い主のトレイシー・ウルフさんは、ただ打ちのめされているとコメント。「最高のジャイアントボーイだった」と愛犬をしのんだ。

ケビンの肩周りまでの高さは0.97メートル。後ろ脚で立つと約2.13メートルになり、飼い主のロジャー・ウルフさんの身長を上回った。

世界一の記録認定が発表されたのは今月13日。トレイシーさんによると、大きな体とは裏腹に、ケビンは「やさしい巨人の典型」で、何でも怖いものばかり。記録確認の際は計測用のテープに震え上がり、掃除機も大嫌いでいつも飛び上がって逃げていた。

初めてトレーニング教室に連れて行った時は、怖がりすぎてトレーニング中に粗相してしまったという。

「自分の大きさを認識していないらしい」「いつも小さなベッドで縮こまろうとして、私たちの上に座って小型犬のように振る舞った」とトレイシーさん。昼寝が大好きで毎日6~10杯のフードを食べ、キッチンカウンターから食べ物を盗むこともあった。

「楽しくてめちゃめちゃ人懐こい」ケビンは「みんなに愛される存在。尻尾ではたかれない限りは」とトレイシーさんは語っていた。

ケビンがタイトルを引き継いだ元世界一のグレートデン「ゼウス」は、昨年9月に骨がんのためやはり3歳で死んだ。

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