農福連携で生産された野菜の“日替わりランチ”販売・庄内総合支庁で3年目の取り組み 山形

食についての話題。農業を通じて“障害者の働く場”を作る、いわゆる「農福連携」で生産された野菜を使った「日替りランチ」の販売が期間限定で始まった。

25日の日替りランチは「ソースカツ丼とノウフクサラダのセット」。
サラダに使われているキュウリや赤水菜のほか、ご飯の雪若丸も庄内地方の障害者事業所に通う人たちが生産に携わっている。

障害者支援を目的に庄内総合支庁で行われているランチの販売は3年目で、今回の期間には6つの事業所が生産した米や野菜を、食堂を運営する業者が買い取って材料として使っている。

多いときには1日に100食も出るほどの人気メニューだそうで、25日は販売開始を聞きつけた人たちが早速訪れて味わっていた。

(利用者)
「おいしい。野菜がシャキシャキして」
「私は農福クランチの応援団で、みなさんが一生懸命作っているのを見たこともある。応援したいなと思い、売っていれば買うし、食べるのも好き」

庄内総合支庁内では、事業所で作られた食べ物や小物などを販売する「マルシェ」もあわせて開かれている。
ランチの販売とマルシェは27日までで、11月と2025年2月にも実施するという。

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