SC相模原 松本にリーグ初勝利 今季最多5377人来場 相模原市中央区

後半ATに劇的ゴールを決めたFW伊藤(右)と駆け寄る選手たち

電撃解任に奮起

サッカーJ3・SC相模原は6月19日、戸田和幸監督の解任を発表した。相模原市出身の戸田監督は昨季SCの監督に就任し、2年目の今季は17節終了時点で6勝7分4敗の成績だった。

突然の知らせが市内外で話題となる中、SCは6月22日、相模原ギオンスタジアムで松本山雅FCと対戦。この日は相模原市ホームタウンデーとして株式会社紀伊國屋(上溝)の協賛により市民1000人を招待して開催されたことに加え、松本サポーターが大勢詰めかけ、今季最多5377人が来場した。

試合は前半に2点を先取され苦しい展開にも見えたが、選手たちは気迫あふれるプレーを見せて後半に3点を奪い、3―2で逆転勝利した。これまでリーグ戦で一度も勝ったことがなかった松本に勝利したこともあり、試合後会場は歓声に包まれた。

暫定的に指揮を執った高橋健二HCは試合後「戦い方はこれまでと大きく変えず、シンプルにゲームに入った。選手の『やらなきゃ』という姿勢が出ていたと思う。サポーターのみなさんの後押しも大きかった。大きな勝ち点3ではあるが、何かを決める試合ではない。次に向かう準備をしていくだけ」と話した。

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