「Made by Google」今年は8月14日深夜に開催。Pixel 9シリーズやPixel Fold後継機が登場か

Image:lilgrapher/Shutterstock.com

Googleは26日、恒例の新ハードウェア発表イベント「Made by Google」を8月13日に開催するとX(旧Twitter)やYouTubeで発表した。同イベントはたいてい毎年秋に開催されており、今回は異例の速さである。

すでにGoogleから海外メディアに招待状が送られており、今年はニューヨークではなく米カリフォルニア州マウンテンビューにあるGoogle本社にて開催。米9to5Googleによると基調講演は現地時間の8月13日午前10時、日本時間では14日の深夜2時に始まるとのことだ。

本イベントで何を発表するのか詳細は明らかにしていないが、招待状には「最高のGoogle AI、Androidソフトウェア、およびPixelポートフォリオ・デバイスを披露する」と書かれているという。ちなみに昨年のMade by Googleでは、「Pixel 8シリーズ」や「Pixel Watch 2」を正式発表していた。

おそらく今年も、新型フラッグシップ・スマートフォンや折りたたみデバイス「Pixel Fold」の後継機、新たなTensorチップや第3世代スマートウォッチが登場する可能性は高いだろう。また5月のGoogle I/Oでは検索から動画生成までAIに重きを置いていたことから、LLM(大規模言語モデル)ベースの新機能が登場することも間違いない。

新たなPixelデバイスについても、自称リークや噂話などが次々と届けられてきた。

まず、今年初めには「Pixel 9 Pro」の予想CG画像が登場し、ほか標準モデル「Pixel 9」や大型モデル「Pixel 9 Pro XL」の実物と称する写真をロシアのテック系サイトRozetkedが公開していた。

Image:Rozetked

Pixel Fold後継機も、CADデータをベースにしたという予想CG画像が登場 。その製品名は「Pixel 9 Pro Fold」とされ、背面のカメラ配置を一新し大画面化・薄型化。そして他のPixel 9シリーズと同じく「Tensor G4」チップを搭載すると噂されている。初代Pixel Foldは高価な折りたたみ機でありながら、数か月後には型落ちとなるTensor G2を採用していたが、次は最新SoCの恩恵にあずかれそうだ。

また、次期スマートウォッチ「Pixel Watch 3」の予想画像も登場済み。大小2サイズが予想されているが、うち大型のXLモデルは旧バンドが流用できない可能性がある

なぜGoogleがPixelデバイス発表イベントを例年より前倒しにしたか不明だが、ちょうどサムスンも新製品発表イベント「Galaxy Unpacked」を7月10日に行うと発表したばかりだ。今年も新型iPhoneの発表が秋とすれば、Androidの2大ブランドが1~2か月早く新製品を投入し、アップルを迎え撃つ図式となりそうだ。

© 株式会社 音元出版