大谷翔平は「クレイジータレント」 驚異の9戦連続打点も…ロバーツ監督ドヤ顔「驚かない」

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

ロバーツ監督「安定して結果を出せるのは、ストライクゾーンの見極めから来ている」

【MLB】ドジャース 4ー3 Wソックス(日本時間26日・シカゴ)

ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地・ホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回に24号先頭打者弾を放った。4回には決勝の適時打を放ち、4打数2安打2打点で打率.320。9試合連続打点は球団記録に並び、デーブ・ロバーツ監督は「クレイジー・タレントだ」と最大級の賛辞の言葉を贈った。

初回先頭、右腕フレクセンの外角カーブに反応した。ジャンプして捕球を試みた右翼・ファムのグラブに当たってスタンドイン。9試合連続打点は1955年ロイ・キャンパネーラ以来、69年ぶりの球団タイ記録。試合後、ロバーツ監督は勝負強さを見せた29歳を褒めちぎった。

「安定して結果を出せるのは、ストライクゾーンの見極めから来ている。彼はもちろん、クレイジータレントだ」

「相手は彼がスイングしたいという積極的な気持ちを利用する。9試合連続打点中だけど、(相手投手が)ストライクゾーンに投げてくれれば、10試合になっても私は驚かない。今はいい打席をするという意識が彼の中にあると思う」

同点の4回2死一、三塁では右前への勝ち越し適時打を放った。ロバーツ監督は「ストライクゾーンの見極めができることを見せつけると、ストライクゾーンに投げてくれることをショウヘイは理解していると思う」と大きくうなずいた。チームの全4得点に絡む活躍については、「試合に勝つために多くのことをしてくれる。四球を選ばないといけない時は四球を選んでくれる。ストライクゾーンに投げてこなければ打てない。とてつもない仕事をやってのけている」と、頼もしそうに話した。

また、初回の先頭打者弾で一塁ベースを踏み直したことについても言及。指揮官は「見ていないよ(笑)。一塁ベースに戻って踏み直したから、ファクトチェックをする必要はなかった」と安堵の表情を浮かべていた。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

© 株式会社Creative2