大谷翔平、明かした打者専念の影響「確実に運動量が少ない」 シーズン折り返しの一問一答

試合後の取材に応じたドジャース・大谷翔平【写真:小谷真弥】

初回に24号先頭打者弾、4回には勝ち越し適時打を放ち4打数2安打2打点

【MLB】ドジャース 4ー3 Wソックス(日本時間26日・シカゴ)

ドジャースの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地で行われたホワイトソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回に24号先頭打者弾を放った。4回には勝ち越し適時打を放ち、4打数2安打2打点の活躍で4-3での逆転勝ちに貢献した。試合後の一問一答は以下の通り。

――何を考えて打席に入ったか。
「ヒットを打つことをまず考えてましたし、甘い球ではなかったですけど、しっかりといい結果に結びつくことができたと思います」

――一塁ベースを踏み忘れたと思ったのか。
「そうですね、踏んだか踏んでないかちょっとわからなかったんで、一応戻ったという感じですかね」

――自分の判断で戻ったのか。
「最初は入ってくれないかなっていうか、越えてくれないかなと思って見てたので、バットをクレイトン(マッカロー一塁ベースコーチ)に置いてけっていう感じで言われて、自分でその後に踏んだかどうかわからなかったので、一応戻ったっていう感じ」

――9試合連続打点は球団タイ記録。
「昨日もそうでしたけど、ノーヒットでも得点になるシチュエーションをしっかりチーム全体で作れてるっていうのが、僕の打点がどうのこうのに限らず、いい結果に結びついてるんじゃないかなと思う。昨日のジェイソン(ヘイワード)の当たりもそうでしたけど、ああいう打席が多いと、やっぱり得点を重ねるシチュエーションが多くなるんじゃないかなと思います」

――81試合が終わり、ドジャースでの付き合いは変わったか。
「時間が経つにつれて、やっぱりこの人はどういう人なんだなとか、チーム全体としての印象もそうですけど。自分がドジャースという球団、チームメートにまず慣れる必要があるんじゃないかなと思うので、そういう意味ではいい前半戦だったな、素晴らしい前半戦だったなと思います」

――ピッチングしないことがバッティングに影響を与えているのか。
「うーん、どうなんですかね。確実に運動量が少ないので、リカバリーはしっかり取れるっていうのは間違いないと思うので。プラスやっぱり毎年毎年、経験を重ねるごとに自分の中でもバッターとしても成長できてるので、そこがいい成績には結びついているのかなとは思います」

――本塁打の打球速度は遅かった。感触はどうだったか。
「フルカウントだったので、厳しい球は見送って、フォアボールでもいいカウントではあるんで、たまたまカーブがちょっと外寄りの真ん中ぐらいに来たので、打感としてはそんなに先っぽの方でしたけど、入ってくれたらいいなっていう感じでした」

――1番打者の1打席目、準備で工夫していることはあるか。
「どうですかね。基本的にはあんまり変わらないようにはしてますけど、ピッチャーによって多少、どの打席もそうですけどね、アプローチが多少変わってくるので、1打席目は特にチームの流れ的にも大事ですし、アウトのなり方も大事なんじゃないかなと思ってます」

――4回の適時打の場面。
「基本的には本当にストライクを打つ、ボールを見送る。何回も言ってますけど、それが1番大事なので。それで言うとボール球は打ってるんですけど、2球連続で同じ球種も来てますし、そういう意味ではいい反応ができてたのかなと思います」

――球宴のホームランダービーは。
「ホームランダービーはわかんないです。まだまずオファーがないとっていう感じなので、それからかなと思いますし、僕もリハビリやってるので、ドクターの許可であったりとか、トレーナー、チームの許可であったりとか。うーん、もちろんやりたい気持ちはどの選手もあると思うので、そういう他の部分との兼ね合い次第かなと思います」

――ファン投票では断トツ、球宴への意気込み。
「そうですね。それはもうもちろん出たいですね。ファン投票も特別だと思ってるので。そこでやっぱり出るっていうのが選手としては1番嬉しいんじゃないかなとは思います」

――ボールの見極めが良くなってきた。
「いい待ち方ができてるので、いい結果に結びついてるっていう感じじゃないかなと思います。その結果、いい構えの結果、ボール球を見送れているので、いい結果に結びついてる」

――フレクセンは得意ではなかった。データや印象は持っていたか。
「マリナーズではたくさん対戦をしましたけど。マリナーズ時代と多少こう、スタッフ的にも違う部分があったりとか。全体的にトータルとして見た時に、投げる球種の割合が違ったりとかはすると思うので。あとは自分に対する攻め方も全部、トータルで対策を立てて1打席1打席行くっていう感じかなと思います」(Full-Count編集部)

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