【SC相模原】リバプールを率いたユルゲン・クロップの言葉を胸に、シュタルフ悠紀氏が新監督に就任。昇格圏目前の戸田前指揮官解任を受けて

「タイから突然帰国することになったばかりの私に…」

J3リーグのSC相模原は6月26日、戸田和幸前監督の解任に伴い、新監督に元AC長野パルセイロ指揮官のシュタルフ悠紀(Stalph YUKI)氏が就任したと発表した。

シュタルフ氏は1984年8月4日生まれ、ドイツのボーフム出身の39歳。現役時代はジェフユナイテッド市原・千葉リザーブスをはじめ、11カ国でプレーしている。引退後はY.S.C.C.横浜、AC長野パルセイロ、タイU-20代表兼ブリーラム・ユナイテッドU-20の監督などを歴任してきた。

シュタルフ新監督はクラブを通じて、「タイから突然帰国することになったばかりの私に、このタイミングで新しい《ご縁》を与えてくださったクラブ関係者の皆様に、心より感謝申し上げます」と感謝して、次のように続ける。

「なかには、このタイミングでの監督交代や人選に不安を抱いている方がいらっしゃるかもしれません。 これについては、尊敬するユルゲン・クロップ監督の言葉を借りたいと思います。

『入ってきた時に人々がなんと思うかは重要ではない。去る時になんと思われるかの方がよほど重要だ』

ご縁をいただいた以上、心機一転し、前任者たちがこれまで積み上げてきたものを活かしてクラブが掲げるエナジーフットボールにさらに磨きをかける。ライバルたちと火花を散らし、ホームタウンをより一層盛り上げていく着火剤となる。 その覚悟の上に、アクセル全開で最大限の熱量を注ぎ込みながらのぞむ所存です」

そのように、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)遠藤航の所属するリバプールFCを2023-24シーズンまで率いたドイツ人指揮官の言葉を胸に戦うという。

シュタルフ新監督は「選手、スタッフ、サガミスタの皆様、パートナー企業の皆様、宿願を達成するためには皆様の力が何としても必要です。一丸となって共に闘いましょう!」と呼び掛けている。

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相模原は現在、7勝7分4敗の勝点28。J2昇格圏の2位アスルクラロ沼津と3ポイント差の5位につけている。

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