元フランス代表FWティエリ・アンリ氏が、ウェールズ代表の新監督に就任する可能性が浮上した。イギリスメディア『BBC』が報じている。
現役時代はアーセナルなどで活躍し、現在はパリオリンピック2024（パリ五輪）に臨むフランス代表を率いるアンリ氏が、ウェールズ代表の次期監督に就任する可能性が浮上した。
現在46歳のアンリ氏は、アーセナルで公式戦通算377試合に出場して228ゴールを記録し、2001－02シーズンのプレミアリーグ優勝と2003－04シーズンの同リーグ無敗優勝に導いた。2015年1月、現役を引退するとアーセナルのユースチームで監督を務めた。その後はモナコ、モントリオールの監督を歴任し、ベルギー代表のアシスタントコーチを務めていた。
ウェールズサッカー協会（FAW）は、UEFA EURO 2024（ユーロ2024）出場を逃したことを受けてロブ・ページ監督を解任しており、後任の監督は現在決まっていない。アンリ氏はコーチングライセンスを取得するため、FAWで講習を受けた経験がある。
元ウェールズ代表FWロバート・アーンショウ氏は、イギリスメディア『BBC』のポッドキャスト内でアンリ氏についてこう語った。
「数年前、ウェールズのコーチングコースをティエリ（・アンリ）と一緒に受けたんだ。彼はウェールズのサッカーをよく理解している。彼と一緒に受講したとき、サッカーIQの高さが印象に残った」
「フランスU－21代表とオリンピックのフランス代表を率いているし、若い選手のことをよく理解している。ウェールズ代表の若手をレベルアップしてくれるだろう。彼が監督になるかわからないが、サッカーIQが高いし、とても鋭く先進的で、優れたアイデアを持っている」
