イングランド代表を率いるギャレス・サウスゲート監督は「私に対する批判は理解できる」としたうえで「異様な状況にある」と選手たちへのサポートを呼びかけた。イギリスメディア『BBC』が伝えている。
イングランド代表のパフォーマンスに対して批判が集まっている。同代表は現地時間6月25日、UEFA EURO 2024（ユーロ2024）グループC第3節でスロベニア代表と対戦した。しかし、この試合は両者ともに得点が生まれずスコアレスドローという結果に終わった。
イングランド代表はグループCを首位で突破したものの、ユーロ2024でのパフォーマンスは精細を欠いている。グループC第1節のセルビア代表戦を1－0というスコアで勝利したものの、第2節のデンマーク代表戦では先制点を挙げたあとに追加点が生まれず1－1で引き分け。スロベニア代表戦では、ボール支配率が70パーセントを上回りながら無得点に終わり、決定力不足が表に出る格好となった。
試合後、サウスゲート監督はイングランド代表に対する批判について、自身の考えを述べた。
「この状況から逃げるつもりはない。もっとも大事なことは、ファンがチームとともにあることだ。私に対する批判は理解できる。選手たちが批判を浴びるよりは、チームにとってまだいい方だ」
「我々は異様な状況にある。我々に対するような反応を、他の決勝トーナメントに進出したチームが受けているところは見たことがない。私は、このような状況で選手たちが見せたプレーを誇りに思っているし、ファンが選手たちをサポートすることが必要だと思っている」
