作業員の安全対策を確認する初のパトロール 河川復旧の工事現場で実施 大分・日田市

大雨のシーズンを迎える中、大分県日田市で河川の復旧工事現場で、安全対策を確認するパトロールが実施されました。

このパトロールは雨期の工事中に作業員が流されるといった労働災害を防ごうと今年、初めて実施されました。

去年の大雨で被害を受けた日田市の小野川の護岸工事の現場を、26日、日田労働基準監督署や、県日田土木事務所の関係者が訪れ、安全対策について確認しました。

県内では去年、由布市湯平地区の花合野川の工事現場で作業員2人が増水した川に流され死亡しています。

(日田労働基準監督署・田口嘉久署長)「最近の自然災害は想定を超えてくるということがありますから、急激に水が増える、そういったことを視野において、工事をやっていただきたい」

日田土木事務所によりますと、小野川の護岸工事の進捗は現在2割ほどで、11月下旬に完了する見通しとなっています。

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