PGAツアーが大改革? 出場人数の縮小にコーンフェリーにもメジャー…多くが議題に

ケビン・ストリールマンは何を語った?(撮影:GettyImages)

ツアー80勝超えのタイガー・ウッズ(米国)に来季から特別推薦でシグネチャー大会への出場枠を作るなどの変更を発表したPGAツアーだが、現在多くの議題がPGAツアーと諮問委員会の16名の選手で話し合われているという。その内容は「現在は明らかにできないが、久しぶりに興奮した」としたとベテランのケビン・ストリールマン(米国)は話す。

議題の一つに、出場人数の縮小が挙げられたようで、現在は一大会のフルフィールドで最大156選手が出場できるが、それを120選手に減らすというもの。そうなるとシード権を獲得できる現在の125選手は100名になり、さらにQスクール、下部のコーンフェリー・ツアーから獲得する出場選手の数が減らされることになる可能性も考えられる。一方でコーンフェリーにもメジャー大会を作ること、またシーズン中に大会の降格・昇格を可能にするかなどが話し合われており、早ければ2026年シーズンにも実施したいという。

PGAツアーの思惑は、トップ選手が可能な限りぶつかり合う大会を増やすこと。それは先にPGAツアーに多額の投資をしたセオ・エプスタイン氏からインスピレーションを得たという。現在、シグネチャー大会の出場権を持たないタイガーに特別枠を設けたのもその一部。来季は今季とほぼ同様にシグネチャー大会が開催される見通しだが、2026年には大きく変わるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)

© 株式会社ALBA