M-1グランプリ2024、開催発表も松本人志には触れず 会見は賑やかな雰囲気で質疑応答なし

26日に行われた「M-1グランプリ2024」開催記者会見【写真:ENCOUNT編集部】

「M-1グランプリ2024」開催記者会見

26日、都内で「M-1グランプリ2024」開催記者会見が行われた。前大会で活躍した芸人たちが多数出席して賑やかな会場になったが、ダウンタウンの松本人志について触れられることはなかった。

長年審査員を務め、“大会の顔”として支えてきた松本は昨年末、性加害疑惑を週刊文春に報じられ、芸能活動を休止して裁判の真っ只中。真偽不明のまま噂や各種報道が渦巻き、今回のM-1は“松本人志がいないM-1”になる可能性が日に日に高まっている。

そんな中に開かれた「M-1グランプリ2024」の会見では、前大会の王者である令和ロマンをはじめ、ヤーレンズ、マユリカ、真空ジェシカ、カベポスター、モグライダー、ダンビラムーチョ、そしてロングコートダディ、トム・ブラウン、ダイタク、フースーヤ、ナイチンゲールダンスなどが出席。それぞれが本大会への意気込みを語ったりネタを披露したりしたが、松本の話題があがることはなかった。

主催側からは、報道陣に対して約70分の会見スケジュールが提示され、大半の時間は芸人たちのトークなどに割かれた。インターネット上で生配信された同会見はスムーズに進行し、終盤に5分ほど時間が余ったが、集まった報道陣から質疑応答を受け付けることはなく、芸人たちのネタ見せタイムとなった。

“松本人志がいないM-1”を、出場する芸人たちは今どう思っているのか。

多くのお笑いファンが気になるであろう点に触れることなく、会見は幕を閉じた。

松本の一件が起きて以降、マスコミ向けイベントでは、吉本興業所属のタレントなどが囲み取材に応じる機会が心なしか減少。今回の会見も賑やかで、興を削ぐ松本関連の話が許される空気ではなかった。

今年のM-1は、このまま松本に触れることなく開催されるのか。それともまだ一波乱あるのか。2024年下半期のお笑い界は一体どうなるのか注目だ。

「M-1グランプリ2024」は、6月26日にエントリーを開始。出場資格は結成15年以内(2009年1月1日以降の結成)で、2人以上に限る。プロ・アマ、所属事務所の有無を問わず、審査基準は「とにかくおもしろい漫才」。優勝賞金は1000万円。8月1日より1回戦が順次実施され、最後の決勝戦の模様は12月にABCテレビ・テレビ朝日系列で全国生放送される予定。ENCOUNT編集部

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