「事件を起こしたのは私」広島のタクシー強盗 40歳無職の男を逮捕 市内の交番に出頭 ドラレコ公開で有力な情報提供も

広島市でタクシーの運転手が男にはさみを突きつけられて現金を奪われた事件で、警察は26日、逃走していた男を逮捕しました。

強盗の疑いで逮捕されたのは、広島市西区南観音の橋本昭弘容疑者(40)です。

警察によりますと、橋本容疑者は23日午後2時10分ごろ、広島市中区大手町3丁目から、70歳の男性運転手が運転するタクシーに乗車。同日午後2時25分ごろ、東区二葉の里3丁目の路上に停車中のタクシー車内で、運転手に対し、持っていたはさみを首元に突きつけて「ええけぇ、出せ、刺すぞ」などと言って脅し、現金1万2000円を奪ったほか、運賃1630円を支払わずに逃走した疑いがもたれています。運転手にけがはありませんでした。

警察の調べに対して、橋本容疑者は「間違いない」と容疑を認めているということです。

事件発生後、警察は逃走した男の車内カメラの画像を公開するなどして、強盗事件として捜査していました。警察には容疑者の特定につながる情報提供が複数あったということです。

橋本容疑者は26日、「事件を起こしたのは私」などと言って、広島南警察署・比治山交番に1人で出頭し、警察が男を午後1時前に逮捕したということです。

事件後3日間の橋本容疑者の足取りはこれまでのところ分かっていないということですが、警察がいきさつを詳しく調べています。

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