寝かしつけがいらなくなる? モンテッソーリの絵本で自発的に寝る力を育む

ママたちから大好評のモンテッソーリのせいかつえほんシリーズ。その第5弾『おやすみなさい』(JMAM)が発売された。今回は、子どもと一緒に楽しく「ねんね」トレーニングができる内容になっている。

「寝かしつけに時間がかかる」「抱っこじゃないと寝てくれない」「寝る時間になると遊び始めてしまう」など、さまざまな悩みがある寝かしつけ。スムーズな寝かしつけができるよう、いろいろな方法を試してみたことがある人も少なくないだろう。

モンテッソーリ教育では、適切な環境を用意し、発達段階に応じたかかわりかたをすることで、子どもが本来持っている能力を引き出すことを大切にしているが、「ねんね」についてもその考え方は同じ。

実際モンテッソーリ園では、保育士が寝かしつけをするのではなく、子どもたちは「眠いな」と感じたら自分で布団に入り、午睡をとるという。これは、「子どもをほったらかすことで諦めさせる」のではなく、「自分で自由に寝る力」が育まれている結果とされている。

本書は、夜寝るまでの流れを示しながら、子どもに「どのように寝るのか」を示しつつ、保護者にとっては、かかわり方の手本になるような絵本だ。

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