株主からは批判も 北電株主総会 原発再稼働への意欲強調

北海道電力の株主総会がきょう札幌で開かれ、株主からは原発事業の廃止や電気料金の引き下げを求める声が上がりました。

総会は、158人が出席し、1時間50分あまりに及びました。株主からは再稼働に向けた準備を進める泊原子力発電所について、「リスクしかない」「撤退すべき」などの意見が出ましたが、北電は改めて早期の再稼働を目指す姿勢を強調しました。また、2024年3月期は過去最高となる662億円の純利益となった一方で、電気料金の値上げが続いていることについて、業績連動報酬のある経営陣への批判も相次ぎました。

株主からは「儲かった儲かったと会社が大喜びの態度は遺憾。ただちに消費者に還元するべき」との声が出されました。

原発事業の廃止など9件の株主提案は採決で全て否決されました。

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