富士山山頂の火口付近で登山者とみられる3人を心肺停止状態で発見 うち1人は21日から不明の都内在住の男性

富士山山頂の火口付近で、登山者とみられる3人が心肺停止の状態で倒れているのが見つかりました。

静岡・富士山須走口から、広瀬修一キャスターがお伝えします。

26日午後3時50分現在、富士山の山頂方面は曇っていて、山頂は見ることができない状況になっています。

富士山山頂の火口付近で登山者とみられる3人が心配停止の状態で発見されましたが、そのうちの1人が、6月21日から行方がわからなくなっている都内在住の男性であることが分かりました。

この場所は、須走口と呼ばれる静岡県側の登り口で、標高2000メートルの場所。
現在、上着を着ていますが、肌寒く感じるような気候になっています。

この奥が山頂方面に向かっていく登山道ですが、現在、山開きはしていませんが、この方向に向かって歩くことはできて、毎日数人がこちらの方向に向かって歩いていくといいます。
これらは自己責任での登山ということになるそうです。

先ほど、標高3000メートル付近から下山してきた人に話を聞いたところ、3000メートル付近ではダウンジャケットを着て過ごしていたといいます。
環境としては安全ではあったものの、時折風が吹くといい、山の上の方でも休憩する場所はあると話していました。

5合目の標高2000メートルのあたりでも、お土産店などは2024年の5月から開いているというような状況です。

この場所の近くには駐車場があり、出庫する車と出て行く車は、毎日朝と夜に管理しているそうなんですが、26日朝の段階で36台の車が止まっていたということもあって、山は開いていないものの、自己責任のうえで山頂方面に向かって歩いていく人は多くいるということです。

――3人の性別、年代等はわかっていない状況だと思うが、見つかった3人の現在の状況は?

午後2時ごろに担架などが用意されての救助活動が行われていましたが、どのように搬送されていくかに関してはまだわかっていない状況で、現在も救助作業は行われている最中です。

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