「メダルを取ることが一番の恩返し」パリパラリンピック内定の石山大輝選手 初のパラリンピック出場へ

先月、パリパラリンピック男子走り幅跳びの代表内定を決めた愛媛県松山市出身の石山大輝選手が26日県庁を訪れ、中村知事にパリへの意気込みを語りました。

26日、県庁を訪れた石山選手は、中村知事にパリパラリンピック内定を報告するとともに、改めて大会への意気込みを語りました。

(石山大輝選手)
「子どもっぽいって言われるとあれなんですけど、大きい大会の方がワクワクする」
(中村知事)
「楽しめるんだ。それが一番いいことだね」

中学から陸上を始めた石山選手。

高校1年の時に視野が狭くなるなどの症状がでる網膜色素変性症と診断され、聖カタリナ大学在学中にパラ競技に転向、今は順天堂大学大学院で競技を続けています。

現在、見える範囲は5円玉の穴ほどだそうですが、先月、神戸市で開かれた世界パラ陸上選手権の男子走り幅跳びT12クラスで、自身の日本記録を更新する7メートル08で銀メダルを獲得し、初めてのパラリンピック出場を決めました。

(石山大輝選手)
「自分の中では、絶対メダルを取ることが一番の恩返しになると思うので、そこに関われるよう、自分自身最大限のパフォーマンスができれば」

パリパラリンピックは8月28日に開幕、石山選手が出場する男子走り幅跳びは9月2日に実施されます。

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