窃盗未遂容疑で男2人を再逮捕 群馬・安中市と近県の連続強盗で 4県警

 安中市と群馬県近郊で山あいの住宅が狙われた連続強盗事件で、群馬、栃木、長野、福島の4県警の合同捜査班は25日、窃盗未遂の疑いで、いずれもベトナム国籍で藤岡市の自称内装工の男(25)、太田市の無職の男(23)両容疑者を再逮捕した。逮捕は3回目で、いずれも強盗事件そのものではなく、捜査班は2人の関与を引き続き調べる。

 2人の再逮捕容疑は共謀して、4月30日午前2時40分ごろ、伊勢崎市内のコンビニのATMで、栃木県日光市足尾町で強盗被害に遭った男性のキャッシュカードを使い、現金を引き出そうとした疑い。一日当たりの引き出し限度額を超えたため、引き出せなかったとされる。

 無職の男は内装工の男と共謀し、同5時半ごろ、栃木県佐野市内のコンビニのATMで、同じ男性のカードを使い、現金を引き出そうとした疑いも持たれている。被害男性の利用停止の手続きにより、引き出せなかった。内装工の男は既に同じ逮捕容疑で逮捕されている。

 捜査班によると、2人は容疑を否認している。防犯カメラの映像などから特定した。

 宇都宮地検は25日、同じ男性のカードを使い、ATMから現金40万円を引き出したとして窃盗罪で2人を起訴した。

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