訪日2回のイタリア人が繊細な美しさに感動 「パーフェクト」と感じた場所とは

イタリア人のジュリア・ラウラさん【写真:Hint-Pot編集部】

島国の日本は、周辺国の影響を受けながらも、独自の進化を遂げてきました。日本を訪れる外国人のなかには、母国にはない日本の文化に魅力を感じる人も多いようです。過去に2度の訪日経験を持つイタリア人女性は、日本でいろいろな場所を観光しました。そして、日本ならではの繊細な美しさにとても感動した場所があったといいます。一番印象に残ったスポットとはどこなのでしょうか。

◇ ◇ ◇

日本の庭園に感動 「すべてが丁寧に手入れされていた」

これまで2度の訪日経験があるイタリア人のジュリア・ラウラさん。東京では、秋葉原や渋谷、原宿など、外国人から人気の街を回ったそうです。想像以上の店の多さに圧倒されました。また、箱根では温泉を堪能。「とても良かった」と思い出を振り返ります。

さらに、京都では多くの寺を見て回りました。2014年の初訪日のとき、季節は冬。そして2回目の2018年は春でした。日本の四季を感じたジュリアさんは、そのときの光景を脳裏に浮かべ、当時の思いを口にしました。

「日本の自然には心から感動しました。冬も春も色が美しい。一面の桜色にも本当に驚きました」

美しい金閣寺【写真:写真AC】

また、京都では深く印象に残るお寺にも出合いました。

「金閣寺がとても好きで、忘れることはできません。枯山水の庭園はパーフェクトで、芝はベルベットのようでした。すべてが丁寧に手入れされていたんです」

枯山水とは、水を使わずに、岩や砂だけで山や水などの自然の景色を表した日本庭園の様式のひとつ。確立されたのは室町時代と考えられており、長い間、日本人に愛されてきました。

「日本の庭は本当に美しい。丁寧に手が加えられていて、整っているところが好きです」と、日本の侘び寂びの心をジュリアさんも感じたようです。

日本人の心ともいえる日本庭園。また日本へ来たときには、いろいろな場所の日本庭園を訪れてほしいですね。

© 株式会社Creative2