異次元の走行安定性と乗り心地 PCX125【バイク買取調査隊】

※当記事はYoutubeチャンネル「Motorcycle Fantasy」協力のもと、モトメガネが編集構成しています。

その車両のことを知るなら、実車を前にして細部まで観察するに限る。
とはいえ、近くにバイクショップがなかったり販売終了モデルだったりするとなかなか難しい……。
そこで、バイク買取も行っているモトメガネがバイクの特徴を紹介!
当記事では車両の特徴を駆け足で見ていく。さらに踏み込んだ車両の詳細に関しては「Motorcycle Fantasy」のYouTubeチャンネルでチェックしてほしい。

今回調査した車両はホンダの『PCX125』だ!!

PCX125の車種プロフィール

発売は2021年1月。初代モデルは2010年に登場し、ここで紹介するJK05型は4代目となる。なお、正式名称は『PCX』だが、派生モデルのPCX150およびPCX160、PCX e:HEV(ハイブリッドモデル)と区別する意味も込めて、ここではPCX125と表記することにする。国内市場の原付二種クラスでは圧倒的な人気を誇るスクーターで、ダブルクレードルフレームとフロント14インチ&リア13インチという大径タイヤの採用により、クラスを超えた圧倒的とも言える安定走行を実現。新設計エンジンのeSP+は燃費性能にも優れており、8.1ℓという燃料タンク容量も相まって小型スクーターにありがちな頻繁な給油を強いられることなく、ロングツーリングもこなすことができる。

バイクの特徴をざっくりチェック!

日本国内では“王者”とも言える人気の高さを誇る『PCX125』。エンジン、車体、足回り、ハンドル周りとその他の特徴的な部分をチェックしていこう。

エンジン

排気量125ccの水冷単気筒エンジンはOHCを採用。ボアΦ53.5mm、ストローク55.5mmのショートストローク設計で、最高出力12.5馬力を発揮。燃費向上を追求するアイドリングストップ機能(ON/OFF選択可能)も搭載する。

マフラーは昨今の厳しい排ガス規制への対応とさらなる消音性を追求してか、より存在感が大きくなった。排気口カバーはワンポイントでシルバーを採用する。

車体(フレーム)

フレームは先代モデルでも採用されていたダブルクレードル式を新設計して、さらなる剛性を追求しながらフレーム単体での軽量化も実現。原付二種としては異次元とも言える安定走行に大きく寄与している。

足回り

前後ともにアルミ製キャストホイールを採用。タイヤサイズはフロント110/70-14、リア130/70-13を採用し、先代モデルよりもさらにワイドになっている。

サスペンションはフロントが正立テレスコピック式、リアがツインショック式で、ストローク量をアップしてソフトな乗り心地を追求している。

ハンドルまわり・灯火類

ヘッドライトはイグニッションをONにすると左右2眼タイプのロービーム&ポジションランプが点灯。ハイビームは中央の1眼タイプとなり、全体的にゴージャスなデザイン。

ハンドルはスクーターとしては少数派のカバーがないデザインで、クロームメッキ仕上げのパイプハンドルを採用。ハンドルホルダーはラバーマウント構造で車体から伝わる振動を軽減し、快適なハンドリングと乗り心地に貢献してくれる。

メーター類は液晶式で中央にスピード計、燃費計、時計などが表示され、左右には警告灯類を配置。ハザードをONにすると派手めなインジケーターが点滅し、ヘッドライトに負けないくらいゴージャスだ。

その他の装備&特徴

シート下のラゲッジスペースは、リアタイヤの13インチ化により若干容量が増えて30ℓを実現。形状や大きさにもよるが、フルフェイスヘルメット1個に加えて他の荷物も積載できるだけの十分なスペースを確保している。

シートはブラック&グレーの2トーンカラーを採用。ライダー側は座面が絞り込まれているのでホールド性が高く、足付き性にも貢献。パッセンジャー側は座面が広く、グラブバーも大きめで掴みやすい。

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