「受験生に心からおわび」滋賀県立大学の入試で出題ミス

滋賀県立大学(滋賀県彦根市)

 滋賀県立大学(滋賀県彦根市)は26日、3月に行った本年度の一般入試(後期)の理科(化学)で出題ミスがあったと発表した。受験者全員を正解とし、合否に変更はないとしている。

 ミスがあったのは、人間文化学部生活栄養学科の化学で、メタンが燃焼する際に生じる物質の変化についての問題の三つのグラフ。いずれもある物質の反応速度を誤って示し、正解が導き出せなかった。今月17日に近畿地方の高校教員らから指摘があり、ミスが判明した。

 同学科は36人が受験し、11人が合格、8人が入学している。同大学によると、問題文のチェックに集中し、グラフの確認作業が不十分だったといい、「受験生や関係者に心からおわびする。問題作成や点検時にはこれまで以上に入念な確認を行う」としている。

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