「会津型」紋柄マスキングテープ製品化へ 認知度向上、若手クリエーター育成 福島県郡山市

事前説明会で企画の趣旨などに理解を深めた学生

 福島県郡山市で創業し、企業向けの制服販売などを手がけるユニフォームネット(東京都)は、国際アート&デザイン大学校(郡山市)と連携し、会津型の紋柄を取り入れたマスキングテープを制作する。

 両者は産学官連携事業の一環で2019(令和元)年から、県指定重要有形民俗文化財の喜多方市の染め型紙「会津型」を活用したデザインコンペを開いている。会津型の認知度向上、県内の若手クリエーターの育成につなげる。

 グラフィックデザイン、グラフィックデザインマスターの両科の1、2年生約40人が参加する。学生は幅2センチ、長さ500センチのマスキングテープにあしらうデザインを考え、9月6日までに作品を提出する。11~12月ごろに表彰式が行われ、最優秀作品は製品化される。

 24日、郡山市の校内で事前説明会が開かれた。喜多方市やマスキングテープを制作している丸天産業(名古屋市)の担当者が会津型や印刷の手法を紹介。ユニフォームネットの荒川広志社長が企画内容などを説明した。

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