今年のモモは甘くて大きい!早生種の「はつひめ」収穫始まる 選果場も稼働 福島

福島を代表する夏の味覚、モモの本格的なシーズンが到来です。

7月上旬から早生種の「はつひめ」が収穫期を迎え、その後も主力品種の「あかつき」、そして「さくら白桃」まで、9月下旬にかけてモモのシーズンが続きます。

ただ、ここ数年は気温が高い影響で、少し時期が早まっています。桑折町の果樹園では、今年の「はつひめ」の収穫が早くも始まりました。

まるまるとしてピンク色に色づいたモモ。福島県オリジナルの早生種「はつひめ」です。桑折町のはねだ桃園では、25日から収穫が始まりました。

果汁が多く、やわらかいのが特徴の「はつひめ」は、例年は7月に入ってから収穫しますが、今年は5月と6月の天気が良く、気温が高かったため、生育が早まり、甘くて大きな実が育っているということです。

末永万智アナウンサー「すごくジューシーです。噛んだ瞬間に果汁があふれ出してきます」

はねだ桃園・羽根田幸将さん「早生から晩生までいろんな品種のモモがありますので、ぜひ早いものから手に取って旬を味わっていただければ」

はねだ桃園の「はつひめ」は、公式ホームページなどオンラインで販売しています。

一方、福島市飯坂町にある湯野共選場は、26日から稼働を始めました。福島市内およそ70軒の農家から続々と集まってきたモモ。今年は実の付きが良く、初日としてはかなり量が多いということです。

モモは、人の目で傷がないかなどをチェックしたあと、光センサーで、大きさや色づき、糖度を測ります。仕分けられたモモは等級ごとに箱詰めされていきます。今年のモモは大きくて糖度が高く、非常に出来がいいということです。選別されたモモは、ここから全国各地の市場などに出荷されていきます。

JAふくしま未来・渡辺英敏さん「暑い中、農家の皆さん汗だくになってとってきた大切なモモですので、こちらも大切に箱詰めして、日本全国の皆さんに出していきたい」

こちらでは6月末から「日川白鳳」、7月上旬から中旬に「暁星」や「あかつき」を出荷する予定で、本格的なシーズンに向けて準備を進めています。



© 株式会社テレビユー福島