戦う前から意気消沈? イングランド代表選手の“表情や態度”に専門家懸念「エネルギーが消耗する」

イングランド代表が1勝2分で決勝トーナメント進出【写真:ロイター】

スロベニア相手に引き分けもグループC1位突破

イングランド代表は現地時間6月25日、欧州選手権(EURO)グループリーグ最終戦でスロベニア代表と対戦し、0-0で引き分けた。この結果を受けて1勝2分の勝ち点5でC組の首位通過が決定するも、前節から勝ちきれていない。そんななか、選手の様子に懸念すべき要素が見られるという。ボディランゲージ専門家の見解を英メディアが報じている。

グループリーグが始まってから低調ぶりが指摘されているイングランド。スロベニア戦では12本のシュートを打つも、決定機と呼べる場面をそれほど多く作れずスコアレスドローで終えた。かたや、トーナメント進出を決めたスロベニアの選手は試合終了のホイッスルが鳴るとガッツポーズでピッチを駆け回るなど歓喜のリアクションを見せている。

イングランドは今大会、低調なパフォーマンスが指摘されてきた。そのため、スロベニア戦前から周囲の声が選手に影響を与えていたのかもしれない。ボディランゲージの著名な専門家ジュディ・ジェームズ氏がこのほど、イングランド代表チームの公式X(旧ツイッター)で公開された動画を視聴。そのうえで気になった点を英紙「デイリー・スター」に語った。

ジェームズ氏が視聴した動画は6月24日に公開されたもので、選手がスロベニア戦の開催地ケルンへ向かうべくバスに乗り込む姿が収められている。一見リラックスした様子に思えるも、同氏は肩が落ちている点や複数選手の視線が下向きであることを根拠に“エネルギーとモチベーションの不足”を指摘。さらに、態度が選手自身に与える影響についてこう述べている。

「身体の状態は脳を錯覚させます。つまり、不機嫌そうな表情や態度をしていればエネルギーが消耗してしまう可能性があります」

26秒の短い動画でありながらも、他分野の専門家さえ懸念を抱いたイングランド代表の状態。決勝トーナメントでの勝ち上がりに向け奮起が期待される。(FOOTBALL ZONE編集部)

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