「生き地獄だった」熱湯を顔面に、熱したフライパンを背中に…ユーチューバー「がはきゅ。」ら2人逮捕 「真面目な人間になるまで」奇妙な“3人暮らし”の実態

同居する男性にフライパンで沸かした熱湯をかけるなど日常的に暴行を加えた疑いで、YouTubeなどで「がはきゅ。」として活動する女ら2人が警視庁に逮捕された。

「生き地獄」の日々

捜査員に連れられ車から降りてきたのは、髪の先を金色のに染め三つ編みにした女。同居する男性を日常的に暴行した疑いで逮捕された、登録者16万人の人気動画配信者、福岡玲容疑者(27)だ。

現場となったのは、東京・板橋区のマンション。福岡容疑者はこの住宅で、一緒に逮捕された金子宏明容疑者(34)と被害者の男性(20代)の3人暮らしをしていた。ここで2024年1月から5月頃までに複数回暴行を加えた疑いが持たれている。被害男性はその日々を「生き地獄だった…」と語っている。

「生き地獄」とまで言われた暴行は、残忍極まりないものだった。福岡容疑者らはフライパンで沸かしたお湯を被害男性の顔面や後頭部に浴びせかけ、さらに熱くなったフライパンも背中に押し当てるなどの暴行を多数行っていたという。

同じマンションの住民は「男性が怒っていて、DVしているのかな?と思ったんですけど。男の人が叫んで、女性が泣きわめいていて、何かがひっくり返るようなガタンガタンという音が日常的に聞こえてきました」と話す。

「真面目な人間になるまで一緒に暮らす」

同じ屋根の下に住みながら暴行の被害者と加害者となっていた3人は、奇妙な関係性を持っていた。

もともと福岡容疑者と被害者の男性は、金子容疑者が経営するバーの従業員だった。福岡容疑者と金子容疑者は交際中だったという。

金子容疑者は、「お前は信用できない。真面目な人間になるまで一緒に暮らすぞ」と、被害男性を信用できないため、一緒に住むことで更生を促すとした。警視庁によると、被害男性にフードデリバリーなどの仕事をさせてそのお金を管理していたが、目標額に達しない場合などに罰としてフライパンを使って暴行していたという。

ほぼ毎日熱湯をかけられていたとみられる被害男性は、顔や背中などに全治約1カ月のやけどを負っている。警視庁は、福岡容疑者らの認否を明らかにしていない。
(「イット!」6月26日放送より)

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