山口県に手足口病流行発生警報 2021年10月以来の発令

山口県内で手足口病の感染が広がっていることから、山口県は26日、流行発生警報を発令しました。

県健康増進課によりますと、今月17日からの1週間で、県内で298人が手足口病に感染しました。1医療機関あたり6.93人と、基準の5人を上回ったため、県は県内全域に流行発生警報を発令しました。

発令は2021年10月以来で、全国的には、前の週に西日本を中心に23府県で警報基準を上回ったということです。

手足口病は乳幼児を中心に流行する感染症で、水ぶくれが手や足などにできます。まれに髄膜炎などの合併症を伴うこともあり、高熱や頭痛、嘔吐などの症状がある場合は早めに受診することが必要とされています。

せき・くしゃみのほか、水ぶくれが破れ、内容物が口や目に入ってウイルスに感染します。県では手洗いの徹底や、タオルなどを共有しないよう呼びかけています。

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