外国人留学生が「かるた」で防災について学ぶ 豪雨災害受け防災意識を向上(鳥取市)

外国人留学生に、日本の災害への備えについて楽しく学んでもらおうと、かるたを使った防災教室がありました。

外国人留学生が取り合うのは「防災かるた」。
鳥取市の鳥取環境大学で行われた、留学生対象のかるたを使った「防災教室」です。
2023年、台風や豪雨を経験した留学生から、災害への備えに関する不安の声が多く寄せられたことを受け、鳥取環境大学が鳥取県国際交流財団と協力して初めて企画しました。
用意された「かるた」にはわかりやすい日本語で防災に関する知識が記されています。
参加した29人の留学生が5つのグループに分かれて、楽しく防災について学びました。

韓国からの留学生:
「地震はあるけど日本より少ないからそんなに訓練はしないです。必要な用品を備えることを考えることができました」
中国からの留学生:
「買い物かごで頭を守ることが印象に残りました」
公立鳥取環境大学研究交流推進課・岸本和也課長:
「ちょっとでも防災を身近に感じていただいて、諸外国とは違う対応が必要ということもありますので、命が守れるような取り組みがしていただけたらと思い、本日の企画をさせていただきました」

教室ではこのほか、消火器を使った消防訓練もあり、留学生たちは防災意識を高める1日となったようです。

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