消えた砂浜が復活!?規模縮小も7月13日に海開き決定-人魚像も場所を変え再設置【新潟・上越市】

人魚像も再設置

高波や強風の影響で、砂浜が消えた上越市の「鵜の浜海水浴場」。26日、復旧作業がほぼ終了し、関係者からは海水浴シーズンの人出を期待する声が上がっています。

■柿木哲哉記者
「搬入された砂を、ブルドーザーで平らにならす作業が行われています。上越市によりますと、このあたり海岸浸食によってコンクリートがむきだしになった場所もあったということです。」

夏は、県内外から多くの人が訪れる鵜の浜海水浴場。シンボルとして知られる「人魚像」があった付近は、海に向かって砂浜が30mほど続いていましたが、この冬の強風や高波で砂浜が削られ、海水浴場は消滅の危機に直面しました。
■上越市柿崎区総合事務所産業観光班 小林宏康さん
「どういうふうにこの夏をのりきろうか、地元・市の危機感があわさって、不安だった。」

市や地元の観光組合は、先月から近くの工事現場から出る砂3400tを搬入。これまでより規模は縮小するものの、一部の砂浜を復活させて7月13日に海開きをすることが決まりました。

26日は、撤去されていた人魚像を半年ぶりに搬入。波の影響がない場所に変更して設置されました。
■上越市柿崎区総合事務所産業観光班 小林宏康さん
「地元の皆さんも歓迎してもらえると思う。ひとつのインスタスポットであったので、こちらのほう、ぜひ綺麗な写真をとってほしい。」

周辺には旅館などもあり、関係者からは歓迎の声が上がりました。
■わん宿 八木健一社長
「いろいろと海水浴場でのイベント(花火大会など)考えているので、近県だけでなく県内の人も海の幸を求めて足を運んでほしい。」

県は、今後砂浜を守るため、新たに離岸堤を2基設置する予定です。

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