「世界初」バーチャルピアニストが東京交響楽団と生演奏 ミューザ川崎

クラシックファンのすそ野を広げる「世界初」の取り組みだということです。
26日にミューザ川崎で最新技術を使ったある共演が、報道陣にお披露目されました。

プロのオーケストラの後ろで、伸びやかな音色のピアノを奏でていたのは・・・

金髪にタキシード姿の「3Dキャラクター」。 バーチャルピアニストの潤音ノクトさんです。

運営するKADOKAWAによりますと、オーケストラとの生の共演は「世界初」。
別の場所にいるノクトさんの「演奏者」の動きと音を、リアルタイムで会場に伝えられる最新技術を使って、遅延なく同時に演奏ができています。

この企画の目的は、クラシック市場の拡大や、アーティストの見た目や年齢など、属性を問わず活躍の場を提供するもので、オーディションによって演奏者が選ばれました。

東京交響楽団正指揮者・原田慶太楼さん
「これだけ未来性のあるプロジェクトはないんじゃないか。 アニメとかテクノロジーがクラシックとマリアージュしているとてもすてきな空間になるんじゃないかと思っています」

26日にお披露目されたのはまだリハーサルで、本番のコンサートは8月にミューザ川崎で行われます。

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