機密暴露のアサンジ氏、豪に帰国 亡命収監12年に終止符

26日、米自治領サイパン島の連邦地裁を出たウィキリークス創設者アサンジ氏。司法取引により母国オーストラリアへの帰国を許された(ゲッティ=共同)

 【サイパン共同】米国で機密暴露の罪に問われ、英国で収監されていた内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ被告(52)は26日、米自治領サイパン島の連邦地裁に出廷し、罪を認めた。禁錮5年2月の有罪判決を言い渡されたが、司法取引により英国での収監期間で刑期を終えたと見なされ、アサンジ氏は26日にサイパンを出発、母国オーストラリアに帰国した。約12年に及んだ亡命生活や収監に終止符が打たれた。

 法廷でアサンジ氏は「機密情報を公表するため取材源に情報提供を働きかけた」と語り、起訴の根拠となったスパイ活動取締法は報道の自由を定めた「米憲法修正第1条と矛盾している」と訴えた。

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