高齢姉妹のキャッシュカードで2000万円以上横領か 介護施設運営会社の元社長逮捕 自宅売却にも関与か

介護施設運営会社の元社長が利用者の高齢の姉妹から預かっていたキャッシュカードを不正に利用し現金2000万円以上を横領した疑いなどで逮捕されました。

業務上横領と詐欺の疑いで逮捕されたのは大阪市鶴見区の介護施設、「りはびりぷらすDay Service」の運営会社の社長だった、西影由貴容疑者(38)です。

西影容疑者は2021年から去年にかけて施設を利用していた70代と80代の姉妹のキャッシュカードを不正に利用し、口座から現金約2030万円を横領した疑いなどが持たれています。

西影容疑者は「手元に現金があったほうがいい」などと言葉巧みに姉妹を説得し、生命保険を解約させるなどして、資産を管理していたとみられます。

去年8月に、姉妹の知人男性たちが「施設の社長に金をだましとられてるかもしれない」と警察に相談したことから事件が発覚しました。

【西影容疑者を知る人】「洗脳やと思いますよ。(姉妹は)俺らがおらんことには生きていかれへんというような言い方をされた」

西影容疑者は「何度もお金の引き出しをお願いされたのでやったこと」と容疑を否認しています。

また姉妹は西影容疑者に自宅を売却され、クーラーなどがない集合住宅に引っ越していたとみられます。

警察は自宅売却を巡っても横領がなかったか調べています。

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