「離婚理由だけで20項目、借金3億2000万ウォン(約3700万円)もまだ返してもらっていない」
「ローンを隠したことがなく、生活費のための追加のローンでマンションも失った。返すお金は7000万ウォン(約800万円)だけ」
声優兼タレントのソ・ユリとチェ・ビョンギルPDが離婚後も結婚生活中に発生した家庭の経済状況について、鋭い立場の違いを見せている。
ソ・ユリは6月26日、自身のSNSを通じて長文で心境を伝えた。今年3月に終わった前夫のチェ・ビョンギルPDとの結婚生活で発生した離婚理由、特に経済的な問題について言及した文章だった。
離婚しても食い違う2人
彼女は「私は本来の計画通りだったら、龍山(ヨンサン)の家を売却し、結婚生活中に生じた借金をすべて清算した後、龍仁(ヨンイン)に新しく準備したタウンハウスに引っ越す予定だった。しかし不景気のため買い手が現れず、計画はすべて狂った」と明らかにした。
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弁護士に提出する離婚理由書に20項目を挙げたというソ・ユリは、「すべて明かすことはできないが、一方的なインタビューで誤って伝えられた事実を正す」と心境を明かす理由を述べた。
ソ・ユリは、チェ・ビョンギルPDが汝矣島(ヨイド)に用意した自宅が全財産を集めて購入したものとは想像もできず、結婚前に用意した龍山マンションの保証金の一部で、豪華な婚礼用品と汝矣島の自宅インテリアを負担したと釘を刺した。
また新婚時代のある日、お金が足りないといってチェ・ビョンギルPDの要請で龍山マンションを担保にローンを受け、マンションが売り飛ばされる寸前までいったと主張した。
さらに5年間でチェ・ビョンギルPDが自分に約6億ウォン(約7000万円)借りており、そのうち3億ウォンほどの元金しか返済せず、結婚生活のローンのせいで、自分は依然として1500万ウォン(約170万円)の元利金を返済していると訴えた。チェ・ビョンギルPDが生活するという事務室も、自分が賃貸した場所と付け加えた。
しかしチェ・ビョンギルPDは、そんなソ・ユリの主張に反論した。
彼は6月26日午前、本サイト提携メディア『OSEN』との通話で「事実と異なる部分が非常に多い。離婚協議の過程で互いに公開したり、言及しないことにした部分について言及したりした理由がわからない。そのなかでソ・ユリ氏が主張した部分には、事実と異なる部分が多く、釈明が必要なようだ」と述べ、当惑していると伝えた。
続いて、汝矣島の自宅と関連して「ローンがあるという事実をまったく隠したことがない。ソウルでローンなしに現金だけで家を買うことができる普通の人がどれほどいるだろうか。むしろその後、龍山マンションのローンを返済する過程で、私は汝矣島の自宅を失うことになった」と反論した。
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また、チェ・ビョンギルPDは「龍山マンションの担保ローンは、私の一方的な頼みではなく、結婚後、2人とも収入が不安定になったなかで、生活費の準備のために必要な決定だった。その後、保証金を返すために追加のローンが必要となり、その過程でローンを調べるのも私の役割だった。そのなかで汝矣島の自宅も失うことになり、個人的に6000万ウォンの借金をして保証金を返した」と主張した。
特に彼は、「私がソ・ユリ氏に3億2000万ウォンを返さなければならないというのは語弊がある。離婚協議の過程でソ・ユリ氏が一方的に要求することを、私が善意で受け入れた部分が多く、3億2000万ウォンが算定された。そのなかで現金で返さなければならない金額は、7000万ウォンだけだ。何よりこの内容は、相互間で公開しないことにした離婚協議書に記載したことなのに、なぜそれをSNSに公開したのか理解し難い」と強調した。
チェ・ビョンギルPDとソ・ユリは、2019年に婚姻届を出して夫婦になった。結婚を決めた2人は、数多くのバラエティ番組にゲスト出演し、「仲睦まじい新婚夫婦」の姿を見せた。
しかし5年後の今年3月に離婚を発表し、それぞれの道を歩むことになった。特に離婚過程で結婚生活中に発生した債務関係をめぐって、双方が激しく対立し、大衆を巻き込む議論となった。
2人の離婚手続きはすべて終わった状況だが、論争は続いており、大衆の関心も絶えないのが実情だ。
(記事提供=OSEN)
◇ソ・ユリ プロフィール
1985年2月8日生まれ。2008年、デウォン放送の声優としてデビュー。『鋼の錬金術師』のエンヴィー、『とある科学の超電磁砲』の春上衿衣、『ワンパンマン』Blu-ray韓国版の地獄のフブキ、『仮面ライダードライブ』の詩島霧子など、日本の人気作品の韓国語版吹き替えを多数担当。バラエティ番組にも多数出演する数少ない「顔を知られる声優」となり、タレントとしても活躍している。プライベートでは2019年8月、MBCドラマプロデューサー出身のチェ・ビョンギルと出会って4カ月で結婚。しかし2024年3月に離婚すると発表し、6月に離婚が成立した。