【3人目妊娠中の近藤千尋】家事・育児は夫のひーぼぉ君と二人三脚で!1人目の出産直後は相手の態度に不満を爆発させたことも…

現在、3人目を妊娠中の近藤千尋さん。夫であるひーぼぉ君ことジャングルポケット・太田博久さんとのおしどり夫婦ぶりが有名ですが、普段、夫婦間ではどのように家事・育児の分担をしているのでしょう? とても幸せそうにひーぼぉ君のお話をしてくれた近藤さん。そこには、これから赤ちゃんを迎える夫婦が参考になるヒントがたくさんありました。

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現在、3人目を妊娠中。育児は夫婦で協力しながら!

母の日には家族からお祝いのプレゼントが(近藤千尋さんInstagramより)

――3人目の妊娠おめでとうございます。3人目が生まれると、ますます毎日が忙しくなりそうですね。普段、近藤さんと太田さんは家事・育児をどのように分担していますか?

近藤 共働きですが、家事や育児をどちらがどのぐらいやるかは決めておらず、臨機応変にできるほうがやっています。ひーぼぉくんに“手伝ってもらう”感覚はなく、“一緒にやっている”感じですね。夫婦ともに仕事のスケジュールが流動的なので、事前にお互いの予定を照らし合わせ、どちらが子どもを迎えに行くのかなど、いつもパズルのように考えてあてはめています。

ただ、どうしても2人とも仕事があって難しいときも。そんなときはベビーシッターさんを頼んだり、事務所の方にお願いしたりしていますね。

1人目の産後はひーぼぉ君の態度に不満!怒って出産動画を見せた

――家事・育児の分担は最初からもめることなく、スムーズに協力できましたか?

近藤 今はこうして足並みをそろえている私たちですが、最初からスムーズに協力できたわけではありません。むしろ、1人目の長女の産後は、私がひーぼぉ君に対してイライラすることが多かったと思います。

長女は自然分娩で産んでいるのですが、出産当日は仕事の影響で希望していたひーぼぉ君の立ち会いができませんでした。彼は赤ちゃんが自分のおなかにいたわけではなく、出産の様子も見ていない。そのせいか、私と長女が家に戻ってからも、とくに気づかう感じでもなく、なんとなくぼーっとした感じだったんです。そのときは産後すぐだったし、女性ホルモンの変化でメンタルが不安定なこともあって「私がどれだけ痛い思いをしたと思ってんの!」と怒って、「これを見て!」と出産動画を見せました。夜中なので、ヘッドホンを装着してもらいながらね(笑)。すると、動画で私が苦しみながら頑張る様子を見たひーぼぉ君がぽろぽろと涙を流して泣き出して…。「本当にこの子を命がけで産んでくれたんだ」って言うから、語気荒めに「そうだよ!」って(苦笑)。そこからひーぼぉ君の育児に向かう姿勢が変わった気がします。

期待はせず、自分たち夫婦に合ったスタイルを見つける

夫婦でテレビ番組に登場することも(近藤千尋さんInstagramより)

――近藤さんと太田さんのやりとりの様子、目に浮かぶようです。産後の夫婦間のすれ違いはあるあるですよね。

近藤 そうですね。どうしても相手に期待してしまうと思うので。私も最初はひーぼぉ君に「こうしてほしい」気持ちがいっぱいでした。でもあるときから、理想ばかりを押し付けても、そのとおりにならなかったときに自分がイライラしてしまうだけだと気づいて。期待を手放したら、すごくラクになったんです。だから今は、期待は最初からしないようにしています。

――具体的にはどんなときに期待するのをやめたのでしょう?

近藤 たとえば、夜中の赤ちゃんのお世話。1人目の長女のときは赤ちゃんが泣いたら、ひーぼぉ君にも一緒に起きてほしいと考えていました。だけど、実際はどれだけ泣いても全然起きなくて、それにすごくムカついていたんです。でもよく考えると、夜中に2人で起きていても、要領を得ないことのほうが多いし、どちらも寝不足でいるよりも、ひーぼぉ君はしっかり寝て、日中動ける体力を温存したほうが効率的。どちらも寝不足でフラフラしていたら、家が回らないですから。

そこでわが家が採用したプランは、ひーぼぉ君が働く平日は、私が夜中起きて頑張る。その分、週末の金曜夜から土曜朝にかけては、赤ちゃんの深夜対応をひーぼぉくんに任せて、私はぐっすり寝る。こうして完全にお任せできる日を作ることで、私も月から金まで頑張れば、しっかり寝れる!と思って、大変な毎日を乗り越えられるように。私たち夫婦にはこのスタイルがすごく合っていました。

ちなみにひーぼぉ君が自主的に何かをしてくれたときは「すごいじゃん‼️」ってめちゃくちゃ褒めたり、感謝の気持ちを伝えたりするようにしています。やっぱりだれでもいい言葉をかけてもらったほうがやる気になると思うから。そういった相手の気持ちを盛り立てながら協力をお願いする言葉の選び方や、夫婦がうまくコミュニケーションをとる方法も、子どもが生まれてからいろいろ工夫して、だんだんと身につけていきましたね。

女性が多い太田家。パパに子どもたちからも容赦のないツッコミが!

――今に至るまでさまざまな工夫があったんですね。

近藤 そうですね。今でもやっぱり家のことや子どものことは、私のほうが把握できている部分が多いので、ひーぼぉ君がわからないことがあると、一から全部教えることがよくあります。でもそのコミュニケーションを楽しんでいて。「これわからないと子どもたちに『なんでパパ知らないの?』って言われちゃうよ〜」とちょっとしたプレッシャーをかけたりすることも!実際、うちの子たちはめちゃくちゃしっかりしているんですよ。太田家は女性の数が多くて女が強いから、ひーぼぉ君はたじたじ(笑)。子どもといるときの彼は子育てしているってよりは、子どもと一緒にパパも成長しているって感じが正しいかもしれません。

これから生まれる3人目の産後はどうなるかな?もちろん、3人ともなると、忙しいのは間違いないので、ひーぼぉ君との分担は当たり前にします!サボってぼーっとしている暇はないぞってアピールはしておきたいと思います(笑)。

撮影/藤原 宏(Pygmy Company)
スタイリング/柴田一宏(DRAGON FRUIT)
ヘア&メイク/間 隆行
取材・文/江原めぐみ、たまひよONLINE編集部

2017年に1人目の女の子が生まれて7年。近藤さんと太田さんがいろいろ工夫を重ねながら、自分たちらしいストレスのない分担をめざしてきたことが伺えるお話でした。次の出産では、上のお子さんたちも最強のサポーターとなってくれそう。これからもますますにぎやかになる太田家が楽しみですね。

●記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

近藤千尋

1989年12月15日生まれ。岡山県出身。モデルとしてデビュー後、近年はタレントとしても活躍の舞台を広げている。TBS「ラヴィット」金曜日レギュラー出演。プライベートでは、2015年にジャングルポケットの太田博久さんと結婚。7才の長女・4才の次女がいる。現在、3人目を妊娠中で、今夏出産予定。

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