姑が『嫁いびり』するのはなぜ?4つの心理と効果的な対処法を解説!

嫁いびりをする姑の4つの心理

「いびり」とは、弱い立場の人を苦しめる行為を指します。人生経験の豊富な姑と比べ、嫁は一般的に立場が弱いとされがちです。それでは、嫁いびりする姑の心理にはどのような特徴があるのでしょうか。

1. 自分も姑からいびられていた

多くの場合、嫁いびりをする姑自身も過去に同様の経験をしています。「自分が苦しんだことを理解してほしい」という願望や、他の接し方を知らないために、無意識のうちに同じ行動を繰り返すことがあります。自分が長期にわたり苦しめられた経験から、「嫁も同じ苦しみを味わうべき」と考えることもあるでしょう。

2. 子離れができていない

息子をこよなく愛し、子離れができていない姑は、嫁に対して嫉妬心から攻撃することがあります。子離れができない姑は、息子をコントロールし続けたいという欲求を持つため、息子が他の人との生活を始めることに対して受け入れがたいと感じることがあります。その結果、嫁を邪魔者として扱ったり、自分が守るべき存在であるという理由から嫁に敵意を持つことも考えられます。

3. メンタルが不安定

メンタルが不安定な人々の中には、理由なく他人に攻撃的になる傾向があるとされています。自信のない人や情緒不安定な人は、しばしば他人に攻撃的に振る舞うことがあります。

また、メンタルが不安定であることは精神的な疾患の可能性を否定できないため、心の問題で病院へ通う人も少なくありません。実際に、厚生労働省によると、日本人の約30人に1人がメンタルヘルスの問題で医療機関を訪れています。

メンタルヘルスの問題を抱える人々は、しばしば自ら進んで話すことを好まないため、静かに見守ることが推奨されています。

4. 嫁との適切な接し方が分からない

姑の中には、本当は嫁と仲良くなりたいと思っているものの、どのように接して良いか分からないと感じている人もいます。

自身の子どもが男の子ばかりであったり、嫁と性格や趣味が異なるため、共通の話題を見つけるのが難しいこともあります。冷たく感じるかもしれない姑の言動も、実は姑なりに精一杯の接し方かもしれません。そのため、嫁から積極的に関係を築く試みをすることも一つの解決策となるでしょう。

姑に嫁いびりされたときの対処法

姑に限らず、自分を一方的に苦しめる人とは、適度な距離を保つことが安全です。一度苦手意識を持つと、脳はその人の嫌な面ばかりを強調して記憶する傾向があります。自分の感情を無理に抑えて関係を良好に保とうとするよりも、適切な距離感を見つけ出すことが重要です。

とはいえ、家族行事や親戚の集まりで必然的に顔を合わせることになるでしょう。そうした場合、心が少しでも穏やかに保てるよう、以下のような対処法を試してみてください。

  • 夫に事情を説明し、嫁いびりを止めさせるように依頼する。
  • 夫以外の親族にも相談し、支援を求める。
  • 予定を調整して、なるべく姑と顔を合わせないようにする。

まとめ

嫁いびりや嫁姑問題は、結婚生活では避けがたい課題の一つです。結婚は夫との結びつきだけでなく、彼の家族とも深い関係を築くことを意味します。

結婚前には顕在化していなかった問題も、結婚後に突然浮上することがあります。このような時には自分を責めることなく、感じたストレスや問題を早めに周囲に相談しましょう。

また、嫁いびりの問題には、家族間でオープンなコミュニケーションを心掛け、必要に応じて専門家の助けを求めることも一つの方法です。このようにして、問題に立ち向かい、改善に向けた一歩を踏み出すことが重要です。

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