静岡の“ご当地ゴミ”初公開 劇団四季ミュージカル『キャッツ』 うなぎパイや横断バッグ、さわやかも

7月17日に幕開けとなる劇団四季のミュージカル『キャッツ』静岡公演。6月26日、舞台装置やご当地ゴミが公開されました。

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<LIVEしずおか 井手春希キャスター>
「きょう『キャッツ』の舞台がメディア向けに初公開されました。およそ2000点のゴミのオブジェがあります。中にはご当地ゴミとして横断バッグや浜松のうなぎパイの箱があります」

『キャッツ』は、都会のゴミ捨て場を舞台に、年に一度だけ開かれる舞踏会に集まってくる24匹の猫たちの生き様を描いています。静岡公演は2013年以来、約10年半ぶり3度目の上演です。

会場となる静岡市民文化会館では6月26日、舞台監督による装置の解説や『キャッツ』の世界観、ゴミのオブジェについて舞台美術家から説明がありました。

<舞台美術家 土屋茂昭さん>
Q.10年経って静岡のご当地ゴミもガラリと変わったと思うが、2024年版はどんな点が評価されて選ばれた?
「僕は選んでいません。静岡にいる劇団四季のメンバーがリサーチをして選んだ。僕はきれいに飾っちゃだめよと。これだときれいすぎるよ、もちょっとくしゃくしゃにしれくれる?見えなくしてくれる?と。『キャッツ』の世界観に合わせるために、大切なご当地ゴミなんだけど汚せ汚せと言っている」

初公開されたご当地ゴミには「バリ勝男クン」や「天神屋のたぬきむすびの素」さらに「さわやかのおしぼりや飴」などがあります。

<舞台美術家 土屋茂昭さん>
「2幕のラストにはメモリーという非常に有名な曲が出てきます。メモリーの中にもメモリー仰ぎ見て月を思い出を辿り歩いてゆけば…という思い出を辿りという言葉が数回出てくる。みんながああと思いながら見ていただいて、思い出を辿っていただく拠りどころとして静岡のご当地ゴミも見ていただければ」

劇団四季のミュージカル『キャッツ』は、7月17日から9月23日まで上演されます。

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