10万61歳のデーモン閣下、ステージ1がん除去手術を受けていた 「検診に行くべし!」と呼びかけ

デーモン閣下

聖飢魔IIの公式サイトで発表

ロックバンド・聖飢魔IIのデーモン閣下に早期のがんが見つかり、入院・手術を受け、5月下旬に退院していたことを26日、同バンドの公式サイトで発表した。

「デーモン閣下に関するご報告」と題し、トップページに文書を公開。「弊社(株式会社パワープレイミュージック)所属のデーモン閣下(悪魔。アーティスト。10万61歳)は今年2月に、日頃よりお世話になっているかかりつけ医に勧められて、内視鏡による検査を致しました。その際、本来の検査目的ではない部位において早期の癌を見つけることができました」と報告した。

その後、医師の勧めから3月16日開催の『ジゴロック大分地獄極楽ROCK FESTIVAL』出演を最後に、仕事の大半をキャンセルし、4月から5月にかけて検査入院、手術を受けたとし、「手術後も問題なく回復を致しまして、5月下旬に退院を致しました。現在は、体力を回復させるため、トレーニングをするまでに至っております」と伝えた。

その上で「デーモン閣下は、厚生労働省『上手な医療のかかり方大使』を5年、広島県『がん検診啓発特使』を12年間務めており、その活動の中で『かかりつけ医を持つことの必要性』や『がん検診を定期的に受けて早期に発見すれば治る可能性が高い。』ということを訴えてきました。そのため、実体験として『かかりつけ医の勧めにより受けた検査で早期のがんを発見できて、手術により完治できた。』ということを公表することで、より強いメッセージを伝えられると考えましたので、この度ご報告させて頂きました」とつづった。

そして、「以下、本悪魔からのメッセージです」とし、デーモン閣下のコメントを発表した。(以下、全文)

グハハハハハハハ~! デーモン閣下である。 何度目かの「改造手術」であった。 驚いた諸君も多いであろうが、ビックリすることはない。いまや日本人の2人に1人はがんにり患する時代。人間のからだを借りて活動している吾輩にも順番がやってきただけのことである。 公式発表にも書かれているとおり吾輩の場合、がん発見はかなりの早期段階であり、ステージも1の軽いほうであった。特に自覚症状も無くからだがピンピンしている時に見つけられたから治療もスムーズで術後の体調にも大きな問題はなかった。

ついでに診てもらい、転移など他にがんが見つからないことも確認ができた。

なに、「どこのがんだった」かを知りたい? そうであろうが、今は内緒だ。

またがんの他にもやっておいたほうが良い疾患を見つけられ、その治療もできた。

あらためて「かかりつけ医」の存在と「検診」がいかに大事であるか、そして「早期発見」がどれほど自分や周囲に安心をもたらすかを、己の身をもって認識した次第である。

「かかりつけ医」とそれぞれの「専門医」、そして周囲の理解協力に大いに感謝である。 吾輩は現状、既に在宅の仕事は着々とこなしている。身体作りも開始している。

これを読んで心配に思ってくれている諸君、ご苦労!だが案ずるな。心配している時間があったら「がん検診に行くべし!」。…←説得力が増し増しだな。

早期に発見し治療すればこんなにも短期間で現場復帰ができる、ということを諸君に見せつけるために、寒い季節にならないうちには元気な姿で現れ、また力強く歌い、憎まれ口をたたきに行くことを楽しみにしている。諸君も首を、…色んな首を洗って待っているように! ではまた会おう、ブヘヘヘヘヘヘヘ~!ENCOUNT編集部

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