中国の偵察型無人機「WZ7」が鹿児島・奄美大島沖に飛来 領空への侵入なし 鹿児島県

防衛省は、中国軍の偵察型無人機が鹿児島県の奄美大島沖を飛行したと発表しました。防衛省は「中国軍が無人機のさらなる活用を計画している可能性が考えられる」としています。

防衛省によりますと、25日午後、中国軍の偵察型無人機「WZ7」1機が中国大陸方面から飛来し、東シナ海上で旋回した後、奄美大島の北西沖の海上まで飛行しました。

その後、無人機は同様のルートを通り、大陸方面に向かったということです。

防衛省は、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させて対応し、領空への侵入はなかったということです。

中国軍の無人機が奄美大島沖を飛行したと防衛省が公表したのは6月4日以来、2度目です。

防衛省は「中国軍が無人機のさらなる活用を計画している可能性が考えられる」として、引き続き動向を注視し、警戒にあたるとしています。

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