「六合目から上はまだ危険」富士山登山道の一部で冬季閉鎖解除 7月10日の開山後の事前登録 すでに1万2000人入力=静岡

富士山の静岡県側の開山が7月10日に迫る中、富士宮市の登山道で六合目までの冬季閉鎖が解除されました。

【写真を見る】「六合目から上はまだ危険」富士山登山道の一部で冬季閉鎖解除 7月10日の開山後の事前登録 すでに1万2000人入力=静岡

6月26日、冬季閉鎖が解除されたのは、富士山の富士宮ルートの登山道で五合目から六合目までの区間です。

2023年の6月20日と比べ、6日遅い解除となりました。

この区間については登山道の積雪がなくなり、標識や誘導ロープなどの安全対策が整ったことなどから、26日の解除となりました。

<観光客>
「きょうが結婚記念日なのでドライブをしに」「記念になるかな。きもちいいね」

<富士土木事務所維持管理課 内田伸也主査>
「六合目から上に関しては、まだ残雪が所々残っていて、かなり危険な状況になっておりますので、ぜひともそこから先は行かないようにしてほしい」

7月10日の開山後の登山について、2024年から静岡県は登山者の事前登録を呼びかけています。

<静岡県富士山世界遺産課 大石正幸課長>
「ルール・マナーの周知、徹底ですとか、登山の計画を立てていただくというのを皆さんにご協力していただくというのを試行として今年は実施する」

事前登録では、自分が登山するルートや時間などを入力。

夕方以降に登山する人には、宿泊場所を確保したかどうかの確認などが行われ、登山者の安全意識を高めることがねらいです。

<静岡県富士山世界遺産課 大石正幸課長>
「認証が完了するとこちらのリストバンドを(現地で)お渡しするものですから、これを手に巻いていただいて登っていただくと、係員も『この方はルール・マナーを理解しているんだな』ということがわかりますので」

事前登録はあくまで任意ですが、6月25日までに、すでに約1万2千人が登録を済ませているということです。

© 静岡放送株式会社