共産党・山添拓氏 都知事選で蓮舫氏と対照的な小池百合子氏の選挙戦をチクリ

共産党の吉良よし子氏(左)と山添拓氏

日本共産党の山添拓政策委員長は26日、吉良よし子参院議員と都内で開かれた「東京チェンジアクション #あなたと次の東京へスタンディング」に参加した。

共産党は都知事選(7月7日投開票)に立候補した蓮舫氏への応援を表明している。山添氏と吉良氏は東京・新宿駅東南口で「蓮舫さんの政策をお配りしています」と有権者にビラを配り応援を呼び掛けた。

山添氏は蓮舫氏に対する有権者の反応について「都知事選挙は多くの候補者が出ていることもあり、まだ投票先を決め切れていない方も結構いるんじゃないかなと思います。そのなかで小池(百合子)さんは現職、それにチャレンジャーとして立ち向かう蓮舫さんに注目がされて、(都知事になってからの)期待、興味は感じますね。投票にこれまで行かなかった方も含めてムーブメントを作っていく必要があると思います」とコメントした。

蓮舫氏は連日、かつて所属した立憲民主党議員たちの応援を受けて都内各地で選挙戦を展開。一方、小池氏は対照的に公務を優先し街頭活動を控えている状況だ。

「ほかの陣営の候補者の行動ですから、それはそれでお考えがあるのだと思いますが、小池さんは別に街頭演説が嫌いなわけではないと思います。(衆院東京15区)補選の時に乙武さんの12日間の選挙戦のうち9日ぐらい出ておられた。ご自身の4年前にも相当(街頭演説に)出ておられましたから、その意味では出ないという一定の戦略があるのかなと思います。しかし本来であれば都民に対し直接、政策を語りかけ、その評価を受けることが都民に関心を持っていただく上では必要なことだと考えます」

選挙戦は現時点で蓮舫氏が小池氏を追いかける展開だ。

山添氏は選挙中盤戦に「その差を詰めて勝利できるようにしていきたいです。鍵は自民党政治を変えたいと思っている人たちが圧倒的多数です。その裏金・自民党と二人三脚の小池都政なのか、それとも市民と野党の〝オール東京〟の蓮舫さんかということは構図として明確にすべき。その意味でも蓮舫さんへの期待を広げたいと思います」と語った。

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