【ねぐせ。】『グッドな音楽を』がSNSで9億回再生 結成から3年10か月で日本武道館ライブ

【画像】4人組バンド・ねぐせ。 自身初となる日本武道館でのワンマンライブを開催

TikTokの総再生が9億回を突破している『グッドな音楽を』が話題。リアルな日常を描いた歌詞が若者を中心に人気を集めている4人組ロックバンド・『ねぐせ。』にインタビュー。バンド名の由来や、結成からわずか3年10か月で開催された日本武道館ライブについて伺いました。

<ねぐせ。>

ねぐせ。は、2020年8月に結成。ギター&ボーカル・りょたちさん、ドラム・なおとさん、ギター・なおやさん、ベース・しょうとさんの4人からなるロックバンド。2022年7月に発売された『グッドな音楽を』は、TikTok関連動画総再生回数9億回を上回りました(レコード会社発表)。さらに、6月13日にはグループ初の単独での日本武道館ライブを行い、チケットが完売するなど、近年注目されています。

■バンド史上最大規模の会場・日本武道館でライブ

――結成から3年10か月で日本武道館に立った感想を教えてください。

りょたち:聖地的な場所ということで、バンドマンとしても憧れの場所に3年10か月という年月で立たせていただいたということが本当にまずうれしいなと思いますし、すごく自信につながった日になったのではないですかね。

■ねぐせ。 バンド名は深夜テンションのノリ

――バンド名の『ねぐせ。』の由来を教えてください。

りょたち・なおと:“寝る間も惜しんでクセになるバンド”

なおと:だけど本当の理由は、(りょたちと)LINEで「3文字がいいね」って話をしていて、2人でふざけたやつも入れながらポンポン(意見を)出していって。りょたちが“ねぐせ”って送ってきて、それでいいや! って簡単に決まって。でもちょっと“ねぐせ”だけじゃ物足りん、丸つけてみようぜ! って言ったら、いいね! ってなって。全部あれは深夜テンションのノリだよね。でもそれだとちょっと(由来が)薄すぎるので、“寝る間も惜しんでクセになるバンド”ということになりました。

■コロナ禍ならではのパフォーマンスも

――2020年8月の結成ということで、コロナ禍ならではの取り組みはありましたか?

りょたち:コロナ禍で(ファンの人たちが)歌を歌えないので踊り・振り付けを作るなどいろんな試行錯誤をして、“お客さんが楽しめるように”というのをやったのも初めての試みだったと思います。

なおと:コロナ禍がなかったら絶対『グッドな音楽を』でダンスとか取り入れてなかったから、今のねぐせ。のライブの楽しい部分が若干今より薄れていたかもいれない。本当に嫌なことばっかだったけど、あれがなかったらできてなかったから、結果的にハッピーです。

■この夏、高校野球応援ソングに選出

今年の夏の高校野球応援ソングに、ねぐせ。の楽曲『ずっと好きだから』が選ばれました。高校野球応援ソングには、これまでにOfficial髭男dismや、嵐、コブクロといったアーティストが手がけてきました。作詞・作曲を担当した、りょたちさんは、どのような思いで曲作りを行ったのでしょうか。

――高校野球応援ソングに選ばれたことを知ったとき、どのようなお気持ちでしたか?

りょたち:今年は僕たちに任せてもらったということで、信じられないことが起きているな、光栄だなと思っています。

――『ずっと好きだから』を制作する際に意識したことはありましたか?

りょたち:夏を戦う高校球児の方々に向けて作ったんですけど、背中をグッと押せる曲を作ろうと思って。スタメンになれなくて悔しいとか、試合に負けて悔しいとか、練習がしんどかったとか、そういう記憶もたくさん残っていると思っていて。(それでも)ずっと続けられる理由はスポーツが好きだからっていうことだと思ったので、たくさんの人に刺さる曲になればいいかなと思います。

――『ずっと好きだから』を初めて聴いたとき、メンバーのみなさんはどのように思われましたか?

なおと:過去一いい曲です! 本当に大好きなので。

なおや:いろんなことを頑張っている人に刺さる曲だなって思います。

しょうと:自分らの背中も支えてくれるような曲だなって思います。

■「今までやってきたことが間違いではなかった」と感じさせた日本武道館ライブ

日本武道館ライブでは、『ずっと好きだから』もパフォーマンス。アンコールの際には、合唱パートを会場に集まった8750人のファンが大合唱し、会場全体が一つになるというメンバーにとってもサプライズ的なシーンもありました。

――日本武道館に立って、ファンの方々を前にしてどのように感じられましたか?

りょたち:お客さんの愛を感じたというか。今までやってきたことが間違いではなかったんだということを教えてくれた日でした。

しょうと:この曲を本当にリリースしていいのかとか、ライブでやっていいのかってすごくみんなが悩んでて、でも実際この曲を聴くと俺らがバンドをやっている意味とかも改めて感じられました。

なおと:悪いこととかいいこととか、いろいろあったんですけど、全てひっくるめてあの日のあの瞬間を迎えて、結果的に全部良かったなって思います。

りょたち:ありがとうございます!

© 日本テレビ放送網株式会社