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◆明治安田J1第20節・福岡2―1横浜M(26日、ベスト電器スタジアム)
福岡が体を張った守備で横浜Mの猛攻をしのいだ。主将の奈良竜樹が膝の手術を受けて全治10~12カ月と診断されたと発表して最初の試合。キャプテンマークを巻いた前寛之は札幌の下部組織時代の盟友で2歳年上の先輩を思いやった。
「奈良ちゃんの決断だとか、決断に至るまでの苦悩を見てきた。彼自身が一番悔しいと思いますけど、チームを思う気持ちが強い選手。戻ってくる時にいい順位とか状況で迎えてあげることが大事だと思う。今年は、みんなが背負って戦っていくと思います」
奈良と同じセンターバックで横浜M戦では気迫のこもった守備を随所に見せた宮大樹は奈良が離脱前に、チームメートの前で話したことを明かした。
「難しい思いで決断した思いを話す機会があったんですけど、奈良君の言葉を聞いてさらに慢心があったらいけないと思った」
守備の中心の今季不在は決定的。宮は「帰ってきた時に、逆に『ポジションないな』と思わせるぐらいのプレーをチーム全員で見せることが一番の奈良君への激励になる。結果を残し続けられるように頑張りたい」と誓った。