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[ワシントン 26日 ロイター] - 米上院職員の人種的多様性に関する報告書から、白人以外の職員の比率が21.4%と、米国全体の人口に占める41.1%を大きく下回っていることが分かった。
報告書は、いずれ首席補佐官やディレクターなどの上級職につながる可能性のある中堅の職員を中心に分析。中間レベルでの多様性の欠如によって、上級職における多様性の欠如が長引く可能性があると指摘した。研究者の1人は、全米レベルでの多様性を上院に反映させることで、米国民をより包摂する政策が策定されることになるという見方を示した。
民主、共和両党ともに職員の多様性は全国レベルを下回っているものの、共和党の方が開きが大きいという。
また、上院議員の事務所の上級職員に占める非白人の比率はさらに低く、15.8%。ただ、同様の調査が実施された2015年時点の7.1%からは上昇した。
上院自体の多様性も低く、議員100人中、黒人議員はわずか4人にとどまっている。