「監督を悩ませることができた」J1アビスパ福岡の強力外国人ストライカーコンビが初のゴール競演 「いい刺激になっている」

笑顔で喜び合うザヘディ(左)とウェリントン(撮影・穴井友梨)

◆明治安田J1第20節・福岡2―1横浜M(26日、ベスト電器スタジアム)
シャハブ・ザヘディとウェリントンが初のゴール競演を果たした。前半20分、先発のザヘディが弾丸のようなロングシュートで相手GKの手をはじいてCKを得ると、それを強烈なヘッドで決めて先制。「もちろん、決めたことはうれしいけど、それ以上にチームが勝利できたことがうれしい」とリーグ戦では9戦ぶりとなる7ゴール目を喜んだ。

後半25分にはザヘディに代わって入ったウェリントンが亀川諒史のクロスを頭でたたき込んだ。「相手は強いマリノスですから終盤にきつくなることは分かっていた。いい時間帯に得点が取れた」とうなずき、「監督を悩ませることができたんじゃないかな」と5試合ぶりのベンチスタートでも結果を出したことに胸を張った。

ゴール後はベンチのザヘディと抱き合って喜びをかみしめた。「同時にピッチに立つことは少ないですけど、お互いにいい刺激になっている。違う国籍、タイプも違うFWですけど、思っていることはチームを勝たせること。彼が活躍すればうれしいし、彼も自分のゴールを喜んでくれた」と笑みを浮かべた。

© 株式会社西日本新聞社